全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年12月12日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア40Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本のEの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ85Wの寒冷渦を周る流れ、大西洋50Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50Nの少しS
・ロシア40Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35N近くまで
・日本のE(150E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が50Nまで
・ラブラドル海のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・オーストラリアのほぼ全域で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア135E~155E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(12日00UTC) 28℃:アフリカ大陸S部
・高極(12日12UTC) 32℃:アフリカ大陸S部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/