全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナE部の寒冷渦:寒気南下
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧~シベリア170Eの流れ、アラスカのSの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
・北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は65Nの少しN
・ウクライナE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-32℃線が65N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は35N
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-20℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのS(150E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・アルゼンチンのSE(55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア110~130E、155~170E付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(4日00UTC) 28℃:南アフリカ、オーストラリアW部、アルゼンチンN部
・高極(4日12UTC) 32℃:オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧2月4日12UTC
北半球500hPa高度2月4日12UTC
南半球海面気圧2月4日12UTC
南半球500hPa高度2月4日12UTC
全球500hPa高度2月4日12UTC