全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月26日12UTC

ヨーロッパ~ロシアで引き続き偏西風の蛇行大きい

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特にヨーロッパ~ロシアのリッジとトラフで蛇行大。
北極点に寒冷渦。スペイン~北海にリッジ。ロシアW部~リビアN部に寒気トラフ。シベリア85Eに高気圧。サハリンに寒冷渦、カザフスタンE部にかけて寒気トラフ、中国E部に寒気南下。ベーリング海峡に寒冷渦。ボーフォート海に高気圧。アメリカW部110Wに寒気トラフ。ラブラドル海に寒冷渦、カナダE部に寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:60Eに高気圧、暖気。10Wに寒冷渦。110E(沿岸)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):アフリカのSの10Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで北上。インド洋110Eに寒気トラフ。オーストラリアSE部に暖気南下持続。太平洋150Wに低気圧。同80Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が30Sまで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
北大西洋20Wに寒気トラフ。リビア~ニジェールに寒気トラフ、サウジアラビアは前面で昇温。インドNW部に寒気トラフ。メキシコNW部に寒気トラフ。アルゼンチンN部で昇温。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:北極点付近、シベリア135E58N付近、中国NE部120E48N付近
・南半球低極 -16℃:南極点~10W方向80Sまで、130E75S付近
・高極 32℃:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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