全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年6月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気北上
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進
・アフリカ大陸S部の寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのSEの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55Nまで
・スペインのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N以北まで
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は60N
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋90Wのリッジの流れで蛇行大
・アフリカ大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
・インド洋90Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・ニュージーランドの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・アルゼンチンのSE(50W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:グリーンランドNW部、エルズミーア島
・南半球低極 -40℃:南極大陸45E付近
・高極(27日00UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン
・高極(27日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/