全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン・フランスのリッジ:暖気北上
・シベリア95Eの寒冷渦:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア125Eの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・スペイン・フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が45Nまで
・シベリア95Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は50Nの少しN
・アラスカの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
・カナダ70Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は60N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSWのリッジの流れで蛇行大
・ブラジルのS(40W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリア125Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・同115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:チュコート海
・南半球低極 -40℃:南極大陸145E付近
・高極(10日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イラク、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(10日12UTC) 32℃:アラビア半島~中国W部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/