全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSEのリッジ:暖気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海のリッジの流れで蛇行大
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nまで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が35Nまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近くまで
・オーストラリア115Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSE(160E)のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は40Sの少しN
・ニューカレドニア付近(170E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20Sまで
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:シベリア、エルズミーア島、グリーンランド
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(5日00UTC) 24℃:アフリカ大陸~イラン、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン~ブラジル
・高極(5日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、サウジアラビア、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧10月5日12UTC
北半球500hPa高度10月5日12UTC
南半球海面気圧10月5日12UTC
南半球500hPa高度10月5日12UTC
全球500hPa高度10月5日12UTC