全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアW部での昇温
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に中国NE部の寒冷渦を周る流れ、太平洋140Wのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・インドNW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30Nの少しS
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が45N近くまで
・太平洋175Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が25Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:中国NE部、カナダ95W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(2日00UTC) 24℃:アフリカ大陸
・高極(2日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/




