全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSのリッジ:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にヨーロッパのリッジの流れ、太平洋180Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
・シベリア60Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は45N
・同130Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が50N以南まで
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-32℃線が65Nまで
・アメリカのE(70W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSEのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのS(130E)のリッジ:暖気南下、850hPa・16℃線が40S以南まで
・ニュージーランドのW(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・ニュージーランドのSEのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が60S以南まで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア130E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(15日00UTC) 24℃:ナミビア、メキシコ、アルゼンチンN部
・高極(15日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月15日12UTC
北半球500hPa高度12月15日12UTC
南半球海面気圧12月15日12UTC
南半球500hPa高度12月15日12UTC
全球500hPa高度12月15日12UTC