全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年1月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・フランスW部の寒冷渦:寒気南下
・ラプテフ海の寒冷渦:寒気強化
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気強化
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に大西洋60W~ロシア50E付近の流れで蛇行大。
・大西洋25W~アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N以北まで
・フランスW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下
・バレンツ海の高気圧:降温
・カスピ海の高気圧:暖気東進
・ラプテフ海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下の領域が拡大
・日本N部の寒冷渦:寒気弱まる(昇温)、日本付近は寒気北上、850hPa・0℃線は30N
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気弱まる
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域が拡大
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気北上
・カナダ60W~大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極点周辺で降温、850hPa・-20℃以下の領域が拡大
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、南アフリカ、ナミビア、ボツワナで降温
・オーストラリアW部~中部で昇温
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンのリッジ:アルゼンチン、ウルグアイで昇温
・大西洋40Wの寒気トラフ:ブラジルS部で寒気北上

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア130E58N、同135E46N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸20E77S~南極点~120E83S付近
・高極(1日00UTC) 24℃:中央アフリカとその周辺、オーストラリアW部
・高極(1日12UTC) 28℃:オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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