全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年5月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カスピ海のリッジ:昇温
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ120Wの寒冷渦:寒気東進
・アメリカ85Wの高気圧:暖気持続
・チリ・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア65Eのリッジの流れで蛇行大
・フランスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・スヴァールバル諸島の寒冷渦:850hPa・-16℃以下の寒気持続
・バルカン半島のリッジ:暖気東進
・トルコW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35N以南まで
・カスピ海のリッジ:イラク~ロシアS部で昇温
・シベリア65Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70N
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで、モンゴルE部~中国NE部では昇温、850hPa・24℃以上
・日本海の寒冷渦:寒気東進
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・カナダW部~アラスカのリッジ:昇温
・アメリカ120Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・同85Wの高気圧:暖気持続、850hPa・12℃以上
・ラブラドル海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は55Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロス海165Eの寒冷渦:SE側に850hPa・-16℃以上の暖気
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、南アフリカ、ナミビアS部、ボツワナS部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・チリ・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、チリ・アルゼンチン25S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:バッフィン島75W70N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸80E78S、150E76S、150E73S付近
・高極(21日00UTC) 28℃:モーリタニア~チャド、スーダンE部~パキスタンS部、アメリカS部105W付近、メキシコ
・高極(21日12UTC) 32℃:サウジアラビア、イランS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
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