全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北海~アイスランドのリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上
・南インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上
・南太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にグリーンランドのSの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋35Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・北海~アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N近くまで
・ロシアW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・インドW部の寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・シベリア150Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域拡大
・アメリカ120Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南極大陸100Eの高気圧:暖気南下、850hPa・-24℃線が80S近くまで
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN、南アフリカE部、ジンバブエ、モザンビークS部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が20S近くまで
・オーストラリア中部で昇温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリ・アルゼンチン35S以南で昇温
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:シベリアE部~東シベリア海
・南半球低極 -40℃:南極大陸010E85S付近
・高極(18日00UTC) 28℃:ザンビア
・高極(18日12UTC) 28℃:アンゴラ~ザンビア、スーダン~イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/