全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコの寒冷渦:寒気東進
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・トルコの寒冷渦:寒気東進、エジプトで降温、850hPa・4℃線は25Nの少しS
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N以南まで
・タイミル半島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-40℃以下、寒気南下、850hPa・-28℃線が50Nまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸120Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・南極大陸120Eの高気圧:W側で暖気南下、850hPa・-8℃線が80Sまで
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで、南アフリカW部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・チリ、アルゼンチンで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -40℃:シベリア135E58N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(15日00UTC) 24℃:チャドSE部~南スーダン、ボツワナSW部とその周辺、オーストラリア、メキシコ
・高極(15日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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