全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・パキスタンの寒気トラフ:寒気南下
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ120Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N近くまで
・フランスの高気圧:停滞、850hPa・12℃以上の暖気持続
・パキスタンの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25N近くまで
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下の領域拡大
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
・カナダ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が55Nまで
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、アフリカ大陸S部(20S以南)で降温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで、オーストラリアSW部で降温
・オーストラリア中央部で昇温
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのリッジ:チリ、アルゼンチン、パラグアイで昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E59N付近
・南半球低極 -16℃:南極点周辺の広範囲
・高極(16日00UTC) 24℃:ナミビア、南スーダン、オーストラリア、メキシコ
・高極(16日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/