全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年1月22日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアW部の寒冷渦:寒気強化、南下
・パキスタンの寒気トラフ:寒気東進
・カナダW部のリッジ:暖気北上
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸20Eの高気圧:暖気持続

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧のリッジの流れ、カナダW部のリッジの流れで蛇行大
・北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は65Nの少しN
・ロシアW部の寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・パキスタンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N以南まで
・カナダW部のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
・アメリカE岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸20Eの高気圧:850hPa・-4℃以上の暖気持続
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・チリのWの寒気トラフ:寒気弱まりつつ東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ85W60N付近、グリーンランドN岸
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(21日00UTC) 28℃:アルゼンチンW部
・高極(21日12UTC) 28℃:オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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