全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年1月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・ウクライナS部の寒冷渦:寒気南下
・サハリン~日本海の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ75Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋60W~ロシア60Eの流れ、カナダW岸~アラスカのリッジの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は50Nの少しS
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
・ウクライナS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
・サハリン~日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
・シベリア180Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・カナダ75Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸10Eの高気圧:降温(衰弱)、850hPa・-4℃以上の領域はほぼ消滅
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S、アルゼンチン、ウルグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ75W59N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸110E74S付近
・高極(22日00UTC) 24℃:南アフリカ、オーストラリアW部、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(22日12UTC) 28℃:南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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