全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気強化、東進
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・太平洋145Wの高気圧:暖気北上
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチン~パラグアイでの昇温
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋145Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・イタリア~アルジェリアN部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・ロシアのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60N
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下、寒気東進、同-12℃線は45N
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が35Nまで
・太平洋145Wの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-28℃線は50Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・アルゼンチン40S以北~パラグアイで昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ70W58N付近
・南半球低極 -24℃:南極点周辺
・高極(15日00UTC) 24℃:チャド~南スーダンとその周辺、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(15日12UTC) 28℃:エチオピア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/