全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年3月30日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランドのリッジを周る流れで蛇行大
・イギリスの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・アルジェリアW部の寒気トラフ:寒気東進
・アラビア半島~イランで昇温:850hPa・16℃以上の領域拡大
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・カナダ115Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60N
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN、オーストラリアSE部で降温
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・アルゼンチンのE(大西洋50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア125E73N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E84S、110E72S付近
・高極(30日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(30日12UTC) 28℃:スーダン、エチオピア、エリトリア、インドS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/