全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気東進
・イタリアのSの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:ブロッキング
・南大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ90Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・イタリアのSの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35Nまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カナダ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60Nまで
・同90Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・0℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海の広範囲
・南半球低極 -36℃:南極点~南極大陸110E74S付近
・高極(14日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、サウジアラビア、イラク、メキシコ
・高極(14日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/