全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・トルコの寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧のリッジの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しN
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75Nまで
・トルコの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30N以南(リビアNE部)まで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下の領域出現、寒気南下、同-28℃線が55Nまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30N
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域出現
・太平洋120Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は50S
・アルゼンチンのSE(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が40S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア130E58N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸125E74S付近
・高極(6日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、メキシコ、アルゼンチン中部
・高極(6日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、エチオピアNW部、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/