全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~ポーランドのリッジ:暖気東進
・シベリア65Eのリッジ:暖気北上
・シベリア125Eのリッジ:暖気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イタリア~ポーランドのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50Nの少しS
・ロシア35Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が55N近くまで
・シベリア65Eのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が55N以北まで
・同125Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は70Nの少しS
・オホーツク海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が55N以南まで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にタスマニアのS(150E)~アルゼンチンのSE(50W)の流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・南アフリカの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北まで、アフリカ大陸S部の広範囲で降温
・オーストラリアのS(150E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・ニューカレドニア、バヌアツ付近で寒気北上:850hPa・8℃線が20Sまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E72S付近
・高極(10日00UTC) 32℃:モーリタニアNE部とその周辺、アラビア半島、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(10日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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