全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年6月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの高気圧:暖気東進
・サウジアラビアでの昇温
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア145Eの寒冷渦:寒気北上
・チリのSWの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イタリアの高気圧:暖気東進、850hPa・24℃線は45Nの少しS
・ウクライナの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は50N
・サウジアラビアで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は45N
・ラブラドル海のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島付近(60W)のリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40S
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリア145Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が20S近くまで
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・チリのSW(85W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:シベリア80E付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E付近
・高極(20日00UTC) 32℃:アルジェリアS部とその周辺、エジプトSE部~イラン、アメリカSW部、メキシコ
・高極(20日12UTC) 36℃:サウジアラビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月20日12UTC
北半球500hPa高度6月20 日12UTC
南半球海面気圧6月20日12UTC
南半球500hPa高度6月20日12UTC
全球500hPa高度6月20日12UTC

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