全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年11月6日12UTC

アフリカS部に寒気トラフ

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特にベラルーシの高気圧を周る流れで蛇行大。
フランスに寒冷渦、前面のドイツ、北海に暖気。ベラルーシに高気圧、暖気。カザフスタンW部~イラクに寒気トラフ。シベリア110Eに寒冷渦、カザフスタン70Eにかけて寒気トラフ。中国100Eに寒気トラフ。シベリア140E~日本N部に寒気トラフ。ベーリング海180Wに寒冷渦。太平洋160Wに寒冷渦。アラスカ~ボーフォート海にリッジ。エルズミーア島のSWに寒冷渦。カナダ中部~アメリカE部に大規模な寒気トラフ。バッフィン湾に寒冷渦。大西洋35Wに寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に太平洋130~120Wのリッジで蛇行大。
南極大陸:30E(沿岸)に寒冷渦、S側に寒気。155Eと180E(ロス海)に寒冷渦。120~110Eにリッジ、暖気。20Wにリッジ。
中緯度(30~70S):大西洋15Wに寒気トラフ。南アフリカの30Eに寒気トラフ、南アフリカに寒気。オーストラリアのSの130Eに大規模な寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。ニュージーランドにリッジの暖気。太平洋155Wに寒気トラフ。同130~120Wにリッジ。同105Wに寒冷渦、850hPa・0℃が35Sまで。南米大陸のSの60Wに寒冷渦、850hPa・0℃以下の寒気が南米大陸の40S付近まで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカ10S帯(10~20S)で昇温。同20S帯(20~30S)でトラフの寒気北上。イランS部、パキスタンにリッジ、昇温。ブラジルE岸で寒気北上。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -24℃:シベリア125E付近
・南半球低極 -28℃:南極点~20E方向と140E方向の細長い低温帯
・高極 28℃:ザンビア、ナミビア、ジンバブエ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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