全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月3日12UTC

シベリア130Eに寒冷渦、850hPaで-36℃以下の寒気を伴う

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
大西洋30Wに低気圧。モロッコに高気圧。ノルウェーのNWに低気圧。バルカン半島のSに低気圧。ロシアN部に寒冷渦。シベリア65E~ラプテフ海にリッジ。シベリア130Eに寒冷渦、850hPa・-36℃の寒気、モンゴルE部に寒気トラフ。日本にリッジ、暖気。東シベリア海に寒冷渦。太平洋180Wに寒冷渦。同140Wに寒冷渦。同135Wに高気圧。カナダN部の80Wに寒冷渦、カナダE部~アメリカ中部にかけて寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に太平洋170~180Wのリッジで蛇行大。
南極大陸:10Eに大規模な高気圧、暖気。180W(ロス海)にリッジ、暖気。110W(沿岸)に大規模な寒冷渦。
中緯度(30~70S):アフリカのSの20Eに寒冷渦、850hPa・0℃が35S近くまで北上。インド洋90Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S近くまで。タスマン海155Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。太平洋165Wに高気圧、180Wにかけて大規模なリッジ。太平洋140Wに寒気トラフ。同80Wに低気圧。大西洋50Wに寒冷渦、南米大陸30S以南はリッジで昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
リビアE部に寒気トラフ、サハラ砂漠のリビア以西の広範囲で寒気南下。アフリカ10~30Sで昇温続く。オーストラリアW部で暖気南下。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:シベリア125E60N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸100~140E・75S付近
・高極 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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