全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月5日12UTC

シベリアの強い寒気(850hPa・-36℃以下)が南下

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
アルジェリアN部に高気圧、ヨーロッパW部にリッジ、暖気。北欧~ルーマニアに寒気トラフ。イラン~カザフスタンW部にリッジ。シベリア70Eに寒冷渦。シベリア135Eに寒冷渦、850hPa・-36℃の寒気、モンゴルに寒気トラフ。太平洋170Wに寒冷渦、175Wにかけて寒気トラフ。北極海150Wに寒冷渦。太平洋140W~カナダW部にリッジ。太平洋130Wに低気圧。バッフィン島のSに寒冷渦、アメリカE部に寒気トラフ。ラブラドル海に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に太平洋で蛇行大。
南極大陸:70~50Eに不明瞭なリッジ。160W(沿岸)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):インド洋110Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S近くまで北上。オーストラリアSE部にリッジ、昇温。ニュージーランドのSEに寒冷渦。太平洋160Wにリッジ。同130Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。大西洋60Wに寒気トラフ。同45Wに低気圧。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
大西洋25Wに寒冷渦。エジプトに寒気トラフ、寒気持続。オーストラリアW部はトラフ前面で昇温。南米大陸20S帯(20~30S)で暖気南下。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:シベリア50N帯110~135Eの数箇所
・南半球低極 -20℃:南極大陸100E75S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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