全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年1月8日12UTC

大西洋の高気圧が再び勢力拡大

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に大西洋の高気圧を周る流れで蛇行大。
大西洋15Wに大規模な高気圧、グリーンランドE岸にかけてリッジ。スウェーデンS部に寒冷渦。ウクライナS部に寒冷渦、地中海E部にかけて寒気トラフ。モンゴルW部に寒冷渦。サハリンのNに寒冷渦、朝鮮半島にかけて寒気トラフ。カムチャツカ半島に寒冷渦。東シベリア海に高気圧。太平洋140Wに寒冷渦。アメリカW部にリッジ。カナダ95Wと90Wに寒冷渦。バッフィン島に寒冷渦。大西洋50Wに寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:50Eに高気圧。90Eにリッジ。100~140Wにリッジ。
中緯度(30~70S):アフリカのSの20Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S近くまで北上。インド洋100Eにリッジ。オーストラリアのSの140Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで、オーストラリアSE部に寒気。太平洋170Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が35Sまで。南米大陸S部の75Wに寒冷渦、850hPa・0℃が40Sまで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカW部10N線付近で昇温。リビア、エジプトの寒気持続。バングラデシュに寒気トラフ。北太平洋140Wに寒気トラフ。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -32℃:カナダN部95W67N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸140E73S付近、145E78S付近
・高極 28℃:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、エチオピア、オーストラリアW部、NW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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