全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年1月14日12UTC

シベリア125Eに寒冷渦、850hPaで-36℃以下の寒気伴う

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
スペインNW部に高気圧。バルト海に寒冷渦。バルカン半島に寒気トラフ。バレンツ海に寒冷渦、シベリア60Eに寒気トラフ。シベリア90Eにリッジ。同125Eに寒冷渦、850hPa・-36℃の寒気、中国115Eにかけて寒気トラフ。ベーリング海170Wに寒冷渦。北極海150Wに高気圧。太平洋130Wに寒冷渦。アメリカNW部に高気圧、アラスカにかけてリッジ。バッフィン湾に寒冷渦。カナダE部75Wに寒冷渦、アメリカE部75Wに寒気トラフ。グリーンランドのSの35Wに寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:60Eに高気圧、暖気。50W(ウェッデル海)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):大西洋30Wに寒冷渦。インド洋40Eに寒冷渦。同110Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S近くまで北上。オーストラリアSE部で昇温持続。ニュージーランドN部に寒冷渦。太平洋150Wに寒冷渦、850hPa・4℃が40S以北まで。同90Wに寒冷渦。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
リビアに寒気トラフ、チャドN部、スーダンN部に寒気南下、イランS部の昇温持続。インドE部に寒気トラフ。北太平洋125Wに寒気トラフ。ブラジルS部で昇温。北大西洋20Wに寒気トラフ。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:シベリア125E60N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸140E75S付近
・高極 32℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW~中部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です