全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モンゴル~シベリア105Eのリッジ:昇温
・アラスカS部の高気圧:昇温
・オーストラリアのSの寒冷渦:オーストラリアSW部に850hPa・0℃以下の寒気
・南大西洋50Wの寒冷渦:アルゼンチン~ブラジルS部で寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
ポルトガルのW、イギリスのN、フィンランドのSに寒冷渦。フランスにリッジ、昇温。バレンツ海に高気圧、暖気北上。モンゴル~シベリア105Eにリッジ、昇温。シベリア120Eに寒冷渦。中国NE部に寒気トラフ。アラスカS部に高気圧、昇温。太平洋170Wに寒冷渦。カナダW部、ボーフォート海、バッフィン島、ハドソン湾に寒冷渦。アメリカNE部~カナダE部にリッジ、昇温。大西洋50Wに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特にタスマン海のリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:50Eに高気圧、暖気。100~90Eにリッジ。130W(沿岸)、135Wに寒冷渦。
中緯度偏西風帯以南~70S:南アフリカに寒気トラフ。インド洋80Eに寒気トラフ。オーストラリアのSの120Eに寒冷渦、オーストラリアSW部に850hPa・0℃以下の寒気。太平洋180Wに寒冷渦、ニュージーランドに850hPa・0℃以下の寒気。太平洋120Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。同90Wに寒冷渦。同80Wにリッジ、チリN部で昇温。大西洋50Wに寒冷渦、ブラジルS部に850hPa・0℃、アルゼンチンの35S以北に-4℃。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
特記事項無し。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:タイミル半島110E76N付近、グリーンランド40W77N付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E71S付近
・高極 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です