全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年10月18日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下
・日本N部~シベリア130Eのリッジ:暖気
・アメリカ、カナダ90Wのリッジ:暖気
・南インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
北極海10Eに寒冷渦、ノルウェーのNWにかけて寒気トラフ。グリーンランドのSEにリッジ。イギリスに寒冷渦。シベリア80Eに寒冷渦、モンゴルW部に寒気トラフ。ラプテフ海に寒冷渦。中国NE部~同E岸に寒気トラフ。日本N部~シベリア130Eにリッジ、暖気。ベーリング海175Wに寒冷渦、太平洋165Eにかけて寒気トラフ。ボーフォート海に高気圧。アラスカのSに寒冷渦。アメリカ110Wに寒気トラフ。アメリカ、カナダ90Wにリッジ、暖気。アメリカNE部に寒冷渦。ラブラドル海にリッジ。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に南インド洋E部~ニュージーランドのSで蛇行大。
南極大陸:15W、165W(ロス海)に寒冷渦。80Eにリッジ、暖気。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋15Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。インド洋80Eに寒気トラフ、寒気北上。オーストラリアのSの140Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。太平洋130Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで。同80Wに寒冷渦。大西洋60Wに寒気トラフ。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリアW部で暖気南下。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極海10E86N付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸150E72S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です