全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・チュニジア~ポーランドのリッジ:暖気東進
・ロシア40Eの高気圧:暖気東進
・北極海65Eの寒冷渦:寒気強化
・シベリア130Eの高気圧:昇温
・南極半島のリッジ:昇温、暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシア40Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・アイスランドの寒冷渦:850hPa・-4℃以下の寒気
・イベリア半島~モロッコの寒気トラフ:寒気持続
・チュニジア~ポーランドのリッジ:昇温、暖気東進、850hPa・20℃線は45Nの少しS
・ロシア40Eの高気圧:昇温、850hPa・12℃以上の領域拡大、暖気東進
・北極海65Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・シベリア75E~カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50Nの少しN
・シベリア130Eの高気圧:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島のリッジの流れで蛇行大
・南極半島のリッジ:昇温、暖気南下、850hPa・-16℃線が85S以南まで
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・南アフリカW部で昇温
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・アルゼンチンのEの寒冷渦:寒気弱まる、850hPa・-4℃以下の領域はほとんど消滅

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海65Eの寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸80E78S付近
・高極(19日00UTC) 36℃:アメリカSW部110W付近
・高極(19日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です