全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月17日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スウェーデンS部の寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン55Eの高気圧:昇温
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スウェーデンS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・ロシアNW部のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・カザフスタン55Eの高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・太平洋180Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40N以南まで
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・カナダW部のリッジ:昇温、850hPa・12℃は65Nの少しN
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸110Eの高気圧:暖気持続、S側では降温、850hPa・-36℃以下の領域拡大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、南アフリカW部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・太平洋90Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アルゼンチン30S以北、パラグアイ、ボリビア、ブラジルS部で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点付近~ボーフォート海
・南半球低極 -40℃:南極大陸150E73S付近
・高極(17日00UTC) 32℃:サウジアラビア、アメリカ105~120W付近
・高極(17日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イエメン、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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