全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年9月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナ~トルコの寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・北極海140Wの寒冷渦:寒気強化
・アメリカ85Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアイスランドのS~カザフスタンE端付近(80E)の流れで蛇行大
・北欧の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は55Nの少しN
・ウクライナ~トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は50N
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は35Nの少しS
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N近くまで
・北極海140Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域拡大
・アメリカ85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が30N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで、ブラジルE部で降温
・南アフリカで昇温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・チリ、アルゼンチンNW部で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランド
・南半球低極 -40℃:南極大陸90E78S付近
・高極(23日00UTC) 28℃:アルジェリア、マリN部、アンゴラ、ナミビア、サウジアラビア、イラン
・高極(23日12UTC) 28℃:アルジェリア、アンゴラ、ナミビア、スーダン~アフガニスタン・パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/