全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋20Wの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気強化
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にバッフィン湾~カザフスタンE端(80E)の流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・日本海N部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・アラスカSE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N近くまで
・セントローレンス湾の寒冷渦:停滞、SW側は昇温
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸100Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-20℃線が75Sまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海180E80N付近
・南半球低極 -40℃:南極点~40E81S付近
・高極(2日00UTC) 28℃:サウジアラビア、UAE、イラン
・高極(2日12UTC) 28℃:アンゴラ、スーダンE部~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/