全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月13日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランド~イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア100E~モンゴルW部の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・南太平洋85Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋40W~シベリア60Eの流れで蛇行大
・アイスランドの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が65N以南まで
・イギリスのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は55Nの少しN
・ポーランド~イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・シベリア100E~モンゴルW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸120Eのリッジ:暖気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで、ボツワナ、南アフリカでは昇温
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、チリ・アルゼンチン30S以南で降温
・ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン30S以北で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海の広範囲、シベリア100E66N、同135E62N付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸120E84S付近
・高極(13日00UTC) 28℃:アメリカS部、メキシコ
・高極(13日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、スーダンNE部~サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/