全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月22日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア60Eの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・アラスカの寒冷渦:寒気強化
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸50Eの高気圧:昇温
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スペインの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・ロシア60Eの寒冷渦:SW側で寒気南下、850hPa・-12℃線が55Nまで
・カザフスタン80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60Nの少しS
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
・アラスカの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が65N以南まで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸50Eの高気圧:E側で昇温、中心付近は降温、850hPa・-8℃以上の領域縮小
・ロス海周辺で昇温:850hPa・-8℃以上
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、ナミビア、南アフリカで降温
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチン30S以北、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ105W68N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸105E71S、145E72S付近
・高極(22日00UTC) 24℃:ナイジェリアNE部とその周辺、ナミビア、オーストラリアNW部、アルゼンチン、ボリビアS部
・高極(22日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、エチオピアE部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/