全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気東進
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋30Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・モロッコのNの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・ドイツ~イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
・モンゴルE部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しN
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N近くまで
・アラスカの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・グリーンランドS部のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒冷渦:寒気東進
・マダガスカルのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:降温、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:アラスカN部、カナダW部
・南半球低極 -20℃:南極大陸100E72S、140E71S付近
・高極(26日00UTC) 24℃:ボツワナW部とその周辺
・高極(26日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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