全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・イタリア~チュニジアの寒気トラフ:寒気南下
・中国85Eの寒気トラフ:寒気南下
・北大西洋65Wの寒気トラフ:寒気東進
・南太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・グリーンランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は50N
・イタリア~チュニジアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・カスピ海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30N
・中国85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N以南まで
・同NE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しN
・シベリア170Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・大西洋65Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45S
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア145E65N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸95W82S付近
・高極(9日00UTC) 24℃:チャド、南スーダン、ナミビア、ボツワナ、ザンビア、オーストラリアW部、メキシコ
・高極(9日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ、エチオピアNW部、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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