全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・エジプトの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N以南まで
・トルクメニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N近くまで
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が50N以南まで
・同130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下、寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しS
・同100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50N以北まで
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸100Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-4℃線が70S以南まで
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が45S近くまで
・インド洋95Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・オーストラリア中央部で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア125E57N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸05E86S付近
・高極(14日00UTC) 24℃:チャドSE部~エチオピアNW部、ザンビア、ジンバブエ、オーストラリア、メキシコ
・高極(14日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/