全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・インドNW部の寒気トラフ:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化
・アラスカSW部のリッジ:ブロッキング
・アメリカ120Wの寒気トラフ:ブロッキング
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロシアSE部60E付近~アメリカ110Wの流れで蛇行大
・エジプトの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Nの少しS
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下
・インドNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が20N近くまで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下の領域拡大
・アラスカSW部のリッジ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は65N
・アメリカ120Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アフリカ大陸S部(10~30S)で昇温
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア57N・125~135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸40W86S、145E75S付近
・高極(28日00UTC) 24℃:ナミビアNE部~ザンビア、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(28日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、ザンビアE部、エチオピア、オーストラリアNW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/