全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインE部の高気圧:暖気東進
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気東進
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下
・アラスカSW部のリッジ:暖気北上
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にスペインE部の高気圧、太平洋150Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・スペインE部の高気圧:暖気東進、850hPa・12℃線は45N
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-16℃線は50Nの少しS
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・アラスカSW部のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・オーストラリアS部~SE部で昇温
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN、チリ・アルゼンチン35S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E56N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(30日00UTC) 24℃:ナミビア~ザンビア、オーストラリアW部、メキシコ、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン
・高極(30日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、ザンビアE部、タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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