全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月31日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・エジプトの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進
・サハリンS部の寒冷渦:寒気東進
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にスペインのEの高気圧を周る流れで蛇行大
・グリーンランドE岸の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が70N近くまで
・スペインのEの高気圧:暖気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しN
・エジプトの寒冷渦:850hPa・4℃以下の寒気が30N以南まで南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
・サハリンS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は35Nの少しS
・太平洋140Wのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は60Nの少しS
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・オーストラリアSE部、ニュージーランドで昇温
・南米大陸S端の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア140E64N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(31日00UTC) 28℃:アルゼンチンN部
・高極(31日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/