全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年1月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:暖気東進
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・南太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ120W~トルコ・エジプト(30E)の流れで蛇行大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N近くまで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・ウズベキスタンの寒気トラフ:暖気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・バングラデシュの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Nの少しN
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が45Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60N
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N以南まで
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極半島のWのリッジ:暖気南下、850hPa・0℃線が70S近くまで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで、南アフリカS部で降温
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・同100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が50S以北まで
・アルゼンチン35S以南で昇温:850hPa・20℃以上
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上、ウルグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:北極海130W83N、カナダ65W57N付近
・南半球低極 -20℃:南極点付近、南極大陸100E74S、120E78S付近
・高極(28日00UTC) 24℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリアW部、メキシコ
・高極(28日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です