全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・デンマークの高気圧:暖気東進
・サハリンN部の寒冷渦:寒気東進
・ボーフォート海の高気圧:暖気持続
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にボーフォート海の高気圧を周る流れで蛇行大
・デンマークの高気圧:暖気東進、850hPa・-4℃線は70Nの少しN
・モーリタニアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は15Nの少しN
・イタリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・サハリンN部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しS
・ボーフォート海の高気圧:850hPa・-4℃以上の暖気持続
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸00Eの寒冷渦:S側で降温、850hPa・-28℃以下の領域拡大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN
・アルゼンチンN部で昇温:850hPa・20℃以上
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア135E58N付近、グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸05E84S、145E74S付近
・高極(27日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、アラビア半島S部、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンN部
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、エチオピア、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/