全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧の寒気トラフ:寒気南下
・アフガニスタン~インドでの昇温
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北欧の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N近くまで
・アフガニスタン~インドで昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・太平洋175Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・同130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にオーストラリアのWの寒気トラフの流れ、太平洋110Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで、南アフリカE部、ジンバブエ、モザンビークS部で降温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN、オーストラリアSW部で降温
・太平洋170Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は40S
・同80Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・アルゼンチン40S以北、パラグアイで昇温:850hPa・12℃線南縁は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:スヴァールバル諸島
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E73S付近
・高極(26日00UTC) 28℃:ニジェール~スーダン、メキシコ
・高極(26日12UTC) 28℃:ニジェール~エチオピア・エリトリア、イランE部~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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