全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア35Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダW部の高気圧:暖気北上
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧の高気圧、カナダW部の高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
・北欧の高気圧:850hPa・4℃以上の暖気持続
・ロシア35Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
・インドE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が20Nまで
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が60N近くまで
・カナダW部の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・アメリカNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
・同NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にオーストラリアのSWの寒気トラフの流れで蛇行大
・アフリカ大陸SE部(南アフリカE部~モザンビーク)で昇温
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が50S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:タイミル半島のN、シベリア120E70N、150E65N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(17日00UTC) 24℃:ナミビア、ボツワナ、メキシコ、アルゼンチン、ボリビア
・高極(17日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/