全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~アルジェリアN部の寒気トラフ:寒気南下
・イラン~サウジアラビアの寒気トラフ:寒気南下
・黄海の寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・グリーンランドの高気圧:暖気強化、850hPa・-4℃以上の領域拡大
・フランス~アルジェリアN部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・イラン~サウジアラビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30Nまで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が55Nまで
・黄海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60N以北まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・カナダ60Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸80Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・オーストラリアSE部のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は40Sの少しS
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで
・同100Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア140E64N付近
・南半球低極 -20℃:南極点周辺、南極大陸40E78S付近
・高極(10日00UTC) 28℃:アルゼンチンNW部、ボリビアS部、パラグアイW部
・高極(10日12UTC) 28℃:アンゴラS部、ナミビア、オーストラリア、アルゼンチンN部、ボリビアS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/