全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進
・中国95Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気東進
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパ(20E)~ベーリング海峡(170W)の流れ、アメリカ95Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25N近くまで
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は70Nの少しN
・中国95Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・シベリア170Eのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が60Nまで
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ニュージーランドのリッジ:昇温、850hPa・12℃以上
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで、アルゼンチン30S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア105E~150E
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(15日00UTC) 28℃:アルゼンチンW部
・高極(15日12UTC) 28℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/