全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・東シベリア海の高気圧:暖気持続
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下
・南太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシアNW部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は65Nの少しS
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下:850hPa・-8℃線が35Nまで
・東シベリア海の高気圧:停滞、暖気持続、850hPa・0℃線は80Nの少しN
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が45Nまで
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下の領域拡大
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・マダガスカルのS(50E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しS
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:アメリカ110W48N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(21日00UTC) 24℃:アンゴラS部~ボツワナ、メキシコ、ボリビアS部、アルゼンチンNW部
・高極(21日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/