全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ75Wのリッジ:暖気北上
・グリーンランドNW部の寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・カザフスタン60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が50Nまで
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・カナダ75Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50N以北まで
・グリーンランドNW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が65Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS、南アフリカE部で降温
・オーストラリアのSW(105E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・ニュージーランドのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しS
・アルゼンチンで昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:グリーンランド50W82N、30W77N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(30日00UTC) 24℃:アンゴラS部、ナミビア、ボツワナ、オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(30日12UTC) 28℃:ナミビア、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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