全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月7日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアN部のリッジ:暖気東進
・シベリア70Eの寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパのリッジの流れで蛇行大
・ロシアN部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70Nの少しN
・トルコの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しS
・シベリア70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が60N以南まで
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が50N近くまで
・アメリカ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・同90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-16℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E57N付近
・南半球低極 -24℃:南極点~20E83S、南極大陸105E70S~150E78S付近
・高極(7日00UTC) 24℃:ブルキナファソとその周辺、チャドS部~南スーダン、南アフリカ、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンNW部
・高極(7日12UTC) 28℃:エチオピアNW部、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/