全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年3月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのWのリッジ:暖気東進
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ130W~ボーフォート海のリッジ:暖気北上
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダNW部のリッジの流れで蛇行大
・フランスのWのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は50Nの少しS
・アルジェリアW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が25N近くまで
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・太平洋160Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・カナタ130W~ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N以北まで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が35Nまで、同8℃線が20N(メキシコ)まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・オーストラリアのS(145E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が50Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:北極点近く
・南半球低極 -32℃:南極点近く、南極大陸135E79S付近
・高極(18日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(18日12UTC) 28℃:ナミビア、エチオピアNW部、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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